三 関係特殊法人の統廃合等

 体育・スポーツ及び健康教育に関する特殊法人は、昭和三十年から四十年にかけて設立され、四十年代後半には、国立競技場、オリンピック記念青少年総合センター、日本学校安全会及び日本学校給食会の四法人が設立されていた。このうち、オリンピック記念青少年総合センターは、青少年教育施設としての充実を期するため、五十二年四月、社会教育局に移管された。なお、同センターは、青少年教育に係る多様な業務を積極的に実施し得る機関とするため、五十五年五月に解散し、国の直轄施設として新たに設置された国立オリンピック記念青少年総合センターに引き継がれた。

 また、五十七年七月、放送大学学園の創設に関連し、文部省関係の特殊法人の整理合理化を図る見地から、日本学校安全会と日本学校給食会とを統合して新たに日本学校健康会が設立された。さらに、臨時行政調査会では、五十八年三月の第五次答申において、特殊法人の整理合理化を図るため、文部省関係では、国立競技場と日本学校健康会の統合が求められ、五十八年五月の新行政改革大綱の閣議決定により、政府は両法人を統合することとした。これを受けて、六十一年三月、国立競技場と日本学校健康会を統合して新たに日本体育・学校健康センターが設立された。

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