二 各種学校

 明治の初期から今日に至るまで、各種学校は、一条学校に比べて法的規制が少ない自由で柔軟な教育機関としての特質を生かし、和洋裁、簿記・珠算、外国語や、工業、医療等各種職業に必要な教育その他の分野において社会の要請にこたえてきたが、専修学校制度創設以後は、専修学校へ転換する学校が多く、平成三年にはその規模は半減し、学校数三、三〇九校、在学者数四一万人となっている。各種学校は、今後の生涯学習社会の中で、人々の様々な学習ニーズに弾力的に即応する実践的教育機関として、独自の役割を果たしながら発展することが期待されている。

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学制百二十年史編集委員会

-- 登録:平成21年以前 --