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2部   文教施策の動向と展開
第11章   新たな時代の文教施設を目指して
第1節   快適で豊かな文教施設づくり
1   新たな時代に応じた文教施設への取組


文教施設は、小・中学校や公民館・図書館等の地域住民に身近な施設から、最先端の学術研究や人材養成を担う大学や研究機関の施設まで幅広い分野にわたり、様々な文教施策を展開する基盤として極めて重要な役割を果たすものである。

文部省では、次のような観点から、文教施設の整備充実に努めている。

1) 生涯学習体系への移行

所得水準の向上、自由時間の増大、高齢社会への移行等、社会の成熟化に伴い増加している、国民の生涯にわたる学習・文化活動・スポーツなどの多様なニーズに対応した学習環境を総合的に整備すること。

2) 社会の変化への対応

今日、科学技術の高度化、情報化や国際化の進展など、社会の各方面で様々な変化が進んでおり、人々は絶えず新しい知識・技術を習得することが求められている。このような急激な社会の変化に対応して、文教施設の高度化・多様化・情報化などを図ること。

3) 教育内容の充実、豊かな人間性の育成への対応

初等中等教育における、教育内容・方法の多様化や弾力化に対応し、児童生徒の学習の場や生活の場としてふさわしいゆとりと潤いのある学校施設づくりを進め、教育環境の質的な充実を図ること。

4) 教育・研究環境の高度化・多様化の推進

高等教育における、高度化・多様化した教育・研究内容にふさわしい機能や質的水準を備えるとともに、大学院重点化など大学改革を推進するための知的拠点の整備充実を図ること。

5) 地球環境への配慮

地球温暖化や大気汚染等の地球環境問題への対応策として、環境への負荷の低減を図るなど、環境を考慮した学校施設(エコスクール)の整備や省エネルギー対策を推進すること。

6) 防災機能の強化

文教施設の耐震性能向上を推進するなど、防災機能の強化を図ること。


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