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2部   文教施策の動向と展開
第8章   文化立国を目指して
第6節   著作権制度の改善及び著作権思想の普及、啓発
1   著作権審議会における最近の検討課題


著作権審議会は、文部大臣又は文化庁長官の諮問に応じて著作権制度に関する重要事項について調査審議する審議会であり、課題ごとに小委員会を設けて検討を行っている。


(1) 著作権制度上の諸課題

著作権審議会第1小委員会は、著作権制度上の課題全般にわたって検討を行う常設の小委員会である。最近では、保護されるレコードなどの範囲を拡大すること等を提言した「審議経過報告」を平成8年9月に公表した。8年の著作権法改正は、この報告に基づくものである( 本節2参照 )。


(2) デジタル化・ネットワーク化に伴う著作権制度上の課題

近年の情報化の進展に伴い、多種・大量の著作物がデジタル化され、さらにはネットワーク上で流通されるなど、著作物の利用が多様化している。

著作権審議会は、平成4年以来、マルチメディア小委員会を設けてこのような状況に対応したマルチメディアにかかわる著作権制度の改善・運用についての検討を進めている。9年2月には、早急に対応すべき事項として、インターネット等を用いた「インタラクティブ送信(インターネットのホームページに掲載することなどにより端末(パソコン)から個々のアクセスに応じて行われる送信)」の発達等への対応を提言した「審議経過報告書」を公表した。9年の著作権法改正は、この報告に基づくものである( 本節2参照 )。また、現在、同小委員会では、コピー・プロテクション(ゲームソフトや録音、録画機器等に施された無断複製を防止する技術的システム)を解除する行為やそのために用いられる装置への対処等についてワーキング・グループを設けるなど、デジタル化・ネットワーク化に関する諸課題について、さらに検討を進めている。


(3) 著作権の集中管理に関する課題

複製機器の広範な普及やマルチメディアなどの発達等に伴う、著作物の大量かつ多様な利用が進展しており、上記(2)の問題だけでなく、著作権の集中管理体制の整備について検討することが求められている。このため、著作権審議会では、平成6年8月に権利の集中管理小委員会を設置し、仲介業務(著作物の円滑な利用を図るため、著作権者から権利の委託等を受け、権利者に代わって著作物の使用等に関する権利処理を行う業務)制度等の在り方を含め、適切な集中管理制度の在り方について検討を進めている。


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