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2部   文教施策の動向と展開
第8章   文化立国を目指して
第1節   文化立国の実現
2   文化振興のための予算


我が国が21世紀に向けて新しい文化立国を目指していくためには、文化予算の拡充を未来への先行投資ととらえ、文化振興のための予算を飛躍的に充実していくことが必要である。平成9年度の文化庁予算については、現下の厳しい財政事情の下ではあるが、対前年度比10.4%増の828億円と高い伸びを示し、文部省一般会計の1.42%、国の一般会計の0.11%を占めている(2-8-2 2-8-1 )。その内容は、

1) 芸術創造活動のための基盤整備、
2) 文化のまちづくりの推進、
3) 文化財の保存・公開活用、
4) 文化を支える人材の養成・確保、
5) 文化発信のための基盤整備、
6) アイヌ関連施策の推進

などの各種施策について所要の予算を計上している。

しかしながら、我が国の文化予算は、諸外国に比べると、制度上の差異はあるものの、必ずしも十分とは言い難い状況となっている(2-8-3 )。国民が身近に芸術文化や文化財に親しむ機会を拡充し、音楽、演劇など創造的な舞台芸術の支援を推進するなどの文化を重視した国づくりや文化を通じた国際貢献を進めることなど、各分野のバランスにも留意しつつ、ソフト面の予算を中心にその充実に向けて努力していくことが求められている。

2-8-2 文化庁予算について

2-8-1 平成9年度文化庁予算(分野別)

2-8-3 欧米4か国との文化関係予算の比較


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