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2部   文教施策の動向と展開
第4章   高等教育の多様な発展のために
第4節   高等教育の高度化・個性化・活性化のために
3   高等専門学校の整備充実



(1) 現状

高等専門学校は、中学校卒業者を対象として、実験・実習を重視した5年間一貫の専門的な教育を実施することを特徴とする高等教育機関である。

工業の分野を中心に、平成8年度現在、国立54校、公立5校、私立3校の計62校が設置されており、その教育成果は、産業界から高い評価を得ている。卒業者には大学等への進学の道が開かれており、8年3月の高等専門学校卒業者のうち約24%に当たる2,481人が、長岡・豊橋の技術科学大学をはじめとする国公私立大学等に進学している。


(2) 最近の施策

平成3年2月の大学審議会答申「高等専門学校教育の改善について」を受け、従来は工業と商船に限られていた分野を他の分野へも拡大するとともに、専攻科制度の創設、卒業者に対する準学士の称号の創設などの制度改正を行った。

また、最近の科学技術の高度化など、産業界からの高等専門学校卒業者に対する強い人材需要にこたえるため、学科の新設・改組や専攻科の設置を進めてきており、国立高等専門学校においては、平成9年度には、奈良工業高等専門学校ほか3校において、化学工学科、工業化学科を物質化学工学科等へ、土木工学科を環境都市工学科へ学科改組を行ったほか、津山、宇部、佐世保工業高等専門学校に専攻科を設置した。

なお、平成9年度までに20の高等専門学校に専攻科が設置されたが、これらの専攻科はすべて学位授与機構の認定を受けており、その修了者は、一定の要件を満たせば同機構から学士の学位を授与される。


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