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2部   文教施策の動向と展開
第4章   高等教育の多様な発展のために
第3節   大学入学者選抜の改善
1   大学入試センター試験の利活用の促進


大学入試センター試験の前身である共通第1次学力試験が昭和54年度に導入される以前の入試では、ともすれば1回の学力検査に頼って合否を決定する傾向が見られ、また、各大学が独自に入試を行ってきたこともあって、高等学校教育の程度や範囲を超えた難問奇問の出題が少なくなかった。共通第1次学力試験については、難問奇問を排した良質な出題により、高等学校教育の基礎的な達成度を判定することが可能になったことなど積極的な評価があった反面、一律に5教科利用を原則としたことなどにより、いわゆる大学の序列化等が顕在化したことなどの問題点も指摘された。

このような経緯や臨時教育審議会の答申を踏まえて、平成2年度入試から、共通第1次学力試験に代えて、大学入試センター試験が実施されている。

大学入試センター試験は、良質な試験問題を確保しつつ、共通第1次学力試験が全受験生に一律に5教科を課していたのと違って、1教科を課すこともできるなど、選抜に利用する教科・科目やその配点は、各大学が自由に定めることになっている(ア・ラ・カルト方式)。これは各大学が、それぞれの判断と創意工夫に基づき、多様な利活用をすることによって、画一的な入試ではなく、個性的で特色ある入試を実現するとともに、総得点による単純な比較を困難にして、大学の序列化やいわゆる輪切りを助長しないことをねらいとしたものである。

また、国公私立大学を通じた入試改善を進めていくため、大学入試センター試験は、国公立大学のみならず、私立大学も利用することができるようになっており、大学入試センター試験を利用する私立大学は、毎年着実に増加している(平成10年度入試では180大学)。


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