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2部   文教施策の動向と展開
第3章   初頭中等教育の一層の充実のために
第11節   魅力ある優れた教員の確保
5   学校の管理運営の改善等



(1) 学校の管理運営の改善

教員が創意工夫を凝らして教育指導に携わり、いじめ、登校拒否、校内暴力等の生徒指導上の課題に適切に対処していくためには、学校において、教育の場としてふさわしい基本的な秩序が確立され、学校運営が円滑に行われるような教職員組織が整えられる必要がある。そのため、学校においては、校長のリーダーシップの下に、全教職員が一致協力する体制を確立するとともに、主任等の校務分掌組織の適切な整備、教職員の服務規律の確保、職員会議の適正な運営、父母・地域住民の意向等の適切な把握など、学校における管理運営の改善に努めることが重要である。

なお、これに関連して、 日本教職員組合 【用語解説】はこれまで、校長のリーダーシップの下での学校の管理運営に対して反対の姿勢を示していたが、平成7年度の運動方針で大幅な見直しを行った。各県段階においても、これに沿った運動方針の見直しが行われつつある。


<日本教職員組合>

教職員が組織する教職員団体としては、我が国最大の組織で、昭和22年6月8日に結成された団体である。日教組は、「反対・粉砕・阻止」をスローガンに、国の教育政策に一貫して反対してきたが、平成2年の大会で、スローガンを「参加・提言・改革」に改めた。その後、運動方針には変化が見られなかったが、平成7年度の大会で決定した運動方針では、「参加・提言・改革」路線を実質化し、これまで議論のあった種々の事項(学習指導要領、国旗・国歌、初任者研修・官製研修、主任制、職員会議等)について記述がなかったり、表現が変化している。なお、平成8年度及び9年度の運動方針の前記の事項は7年度と同じ記述である。


(2) 若手教員の管理職登用

活力と規律ある学校運営を行うためには、校長及び教頭に指導力があり、管理職として真にふさわしい人材を得ることが必要である。特に、優秀な若手教員の管理職登用を図るとともに、校長が十分なリーダーシップを発揮できるように、校長の同一校在職期間の長期化を図る必要がある。このため文部省では、各教育委員会において、中長期的視点に立った教職員の人事計画を樹立し、若手教員の管理職登用の促進や校長の同一校在職期間の長期化、女性管理職の登用の促進を図るよう指導している。


(3) 教員の心の健康等についての対策

近年、教員の心の健康の問題や適格性を欠く教員への対応が重要な課題となっている。教員は、日常的に児童生徒と直接接する立場にあり、その心の健康状態等は、児童生徒の教育に大きな影響を与えることになる。

文部省においては、「教員の心の健康等に関する調査研究」の審議のまとめ(平成5年6月)を受けて、6年度から、教職員のメンタルヘルス対策の充実を図るため、相談活動の実施方法などについて実践研究を実施している。


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