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2部   文教施策の動向と展開
第3章   初頭中等教育の一層の充実のために
第8節   障害に配慮した教育
2   新たな課題に対応した特殊教育の改善・充実


近年、児童生徒等の障害の重度・重複化、多様化が一層進んでいる状況にあり、これまで以上に一人一人に応じた教育を進めることが求められていることから、平成8年9月に特殊教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議を設け、特殊教育の改善・充実に資するため幅広い観点から検討を行っている。9年1月には、高等部の拡充整備と訪問教育の実施、交流教育及び早期教育相談の充実について第一次報告がまとめられ、同年9月には、盲・聾(ろう)・養護学校等の教育課程の改善及び特殊教育を担当する教員等の資質向上について第二次報告がまとめられた。また、 学習障害(LD) 【用語解説】については、4年6月に調査研究協力者会議を設けて検討を重ね、7年3月には中間報告がまとめられた。

こうした報告等を踏まえ、以下のような様々な課題に取り組んでいる。


(1) 盲・聾・養護学校高等部における訪問教育

義務教育段階に引き続き高等部における教育を行うことが、社会的参加、自立のための資質の育成上大きな意義があることから、

1) 高等部の拡充整備及び重複障害学級の設置を計画的に進めていくこと、
2) 訪問教育について各都道府県においてできるだけ早期に実施されるべきこと、

が前述の第一次報告でまとめられた。

高等部の訪問教育については、平成9年4月より、32の都道府県の92の養護学校で、164人を対象に試行的に実施されている。


(2) 交流教育の充実

障害のある児童生徒と小・中学校等の児童生徒や地域社会の人々とが様々な機会において共に活動する交流教育は、すべての児童生徒の豊かな人間性や経験を広め、社会性を養う上で意義があるばかりでなく、地域の人々が障害のある児童生徒に対する理解と認識を深めるためにも極めて有意義な活動であり、その充実が求められている。

このため、平成9年度から交流教育地域推進事業を全都道府県において実施し、地域や学校の実情に応じた多様で継続的な交流教育の一層の推進に努めている。


(3) 早期教育の相談

障害のある子どもに対する早期からの教育的対応は、保護者の不安や悩みにこたえ、乳幼児期の発達を促進するなどの点で大きな意義があることから、早期教育相談及び幼稚部教育の充実が求められている。

このため、盲・聾(ろう)・養護学校や各都道府県の特殊教育センター等における早期からの教育相談の実施方策や、教育・医療・福祉関係機関が一体化した教育相談体制を確立する方策について実践的研究を行っている。


(4) 学習障害(ld)への対応

前述の中間報告を受け、講習会の開催、教職員向けの理解啓発リーフレットの作成・配布、専門的知識を有する相談員が巡回して教員などに指導する事業の実施等を行っている。さらに平成9年4月には、今後の調査・研究に資するため、現段階における学習障害児の指導に関する基礎的・基本的事項等について冊子にまとめ、各教育委員会等に配布した。

学習障害については、その定義を含め、すべてが明らかになっているものではなく、引き続き調査研究協力者会議においてその指導の在り方について検討が行われている。

教材拡大映像設備を使った学習


<学習障害(ld)>

義務教育段階に引き続き高等部における教育を行うことが、社会的参加、自立のための資質の育成上大きな意義があることから、

1) 高等部の拡充整備及び重複障害学級の設置を計画的に進めていくこと、
2) 訪問教育について各都道府県においてできるだけ早期に実施されるべきこと、

が前述の第一次報告でまとめられた。

高等部の訪問教育については、平成9年4月より、32の都道府県の92の養護学校で、164人を対象に試行的に実施されている。


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