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2部   文教施策の動向と展開
第3章   初頭中等教育の一層の充実のために
第8節   障害に配慮した教育
1   一人一人の障害に応じた教育の推進


障害があることにより、通常の学級における指導だけではその能力を十分に伸ばすことが困難な児童生徒については、その能力を最大限に伸ばし、社会的な自立及び参加を可能な限り実現するため、特別な配慮の下に、より手厚く、きめ細かな教育を行う必要がある。

このような必要から用意された学校教育の一分野が特殊教育であり、障害等の種類・程度などに応じて、盲学校、聾(ろう)学校及び養護学校(総称して特殊教育諸学校という。)や小・中学校の特殊学級における教育、あるいは 通級による指導 【用語解説】が行われている。

特殊教育においては、障害の内容に応じた特別の教育課程、小人数の学級編制、特別な配慮の下に作成された教科書、専門的な知識・経験のある教職員、障害に配慮した施設・設備などにより指導を行っている。また、障害のある子どもの保護者の経済的負担の軽減を図り、就学を奨励する特殊教育就学奨励事業も行っている。さらに、国立特殊教育総合研究所では、特殊教育に関する実際的研究を国立久里浜養護学校との相互協力の下に総合的に行うとともに、特殊教育関係教員に対し専門的・技術的研修等を行っている。

平成8年5月現在、特殊教育を受けている子ども(幼児児童生徒)の数は17万2,461人、このうち義務教育段階にある児童生徒は13万5,306人であり、これは同じ年齢段階にある児童生徒全体の約1%に当たる。


<通級による指導>

小・中学校の通常の学級に在籍し、比較的軽度の言語障害、情緒障害、弱視、難聴等のある児童生徒を対象として、主として各教科等の指導を通常の学級で行いながら、障害の状態の改善・克服に必要な特別の指導を特別の指導の場で行う教育形態であり、平成5年度から行われている。


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