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2部   文教施策の動向と展開
第3章   初頭中等教育の一層の充実のために
第5節   生き方指導としての進路指導
2   高等学校における進路指導の改善


高等学校における進路指導については、ややもすれば進学先の選定や就職先の紹介・あっせんに偏りがちであるとの指摘がある。

高等学校においては、中学校における進路指導の改善を考慮し、生徒が自らの意志と責任で進路を選択決定する能力・態度を育成することができるよう指導していくことに重点を置くことが必要である。そのためには、自己の将来の進路を主体的に選択することができるよう、働くことや社会に奉仕することの喜びや、それによって得られる達成感を体得させる学習を行うことが重要である。

このため、文部省では、平成5年度から、高等学校の普通科の生徒を対象として、「勤労体験学習総合推進事業(愛称lets)」を実施している。この事業は、働くことや社会に奉仕することの喜びを体験させることを通じて、将来の生き方や職業選択を視野に入れた進路の自覚を高めることを目的としたものであり、実施校である高等学校を中心として、一定地域のpta、地元企業等が連携・協力を図り、職場見学、奉仕活動等を実施している。

また、高等学校における進路指導については、最近の厳しい雇用情勢や大学入学者選抜の改善等に適切に対応することが求められている。

特に、平成9年3月高等学校卒業者の就職率(就職希望者に対する就職者の割合)は93.8%で、昭和51年の調査開始以来最低を記録した前年の数値(93.4%)をわずかに上回ったものの、卒業までに就職が決定しなかった者は約2万2,000人を超え、高校生の就職は依然として非常に厳しい状況となっている。

文部省では、この様な状況を考慮し、新規高等学校卒業者の円滑な就職の促進に役立てるため、平成8年度から新規高等学校卒業者に対する就職指導の在り方等について研究協議を行う「進路指導担当者研究協議会」を全国6地区で開催している。


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