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2部   文教施策の動向と展開
第3章   初頭中等教育の一層の充実のために
第4節   魅力ある高等学校づくりと中高一貫教育の導入
3   職業教育の活性化



(1) 職業教育の現状

高等学校の職業教育は、産業界各分野で必要とされる知識技術を修得した有為な職業人を育成するという面で重要な役割を果たしている。専門高校の生徒数は、平成9年度では、約102万人であり、高等学校の生徒数全体に占める割合は、昭和40年代半ばまでは約40%であったが、平成9年度には約23.5%となっている。この背景には、社会の高学歴化に伴う普通科志向や産業構造の変化等があると考えられる。

このような産業社会の変化に適切に対応するため、教育内容については、現行学習指導要領において、情報関連科目の充実や問題解決能力の育成に役立つ「課題研究」を設けるなど、各教科・科目の内容が改善されている。


(2) 職業教育の活性化へ向けて
(ア) 職業教育充実のための諸方策

平成7年3月の職業教育の活性化方策に関する調査研究会議においては、専門高校の入学、教育内容、卒業後の進路等について幅広い報告がなされた。

文部省ではこの報告を受けて、「専門高校等と産業界との連携推進事業」の実施、大学入学者選抜実施要項における専門高校卒業生選抜及び総合学科卒業生選抜の導入等の様々の施策を行っている。

また、高等学校における看護教育及び農業教育の在り方について、平成9年3月に、調査研究会議が各々報告書を取りまとめている。

なお、広く国民に産業教育への理解を深めてもらうため、専門高校の生徒の研究発表等を行う「全国産業教育フェア」が、毎年開催されており、平成9年度には群馬県で開催された。


(イ) 理科教育及び産業教育審議会

文部省においては、平成9年5月、理科教育及び産業教育審議会(産業教育分科会)を発足させた。同審議会では、社会の急速な変化や産業の動向等に対応するとともに、生徒一人一人の多様な個性を生かした専門教育を充実するという二つの観点から、今後の専門高校における教育の在り方等について検討を行い、10月に中間まとめとして、基本的な考え方を公表した。


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