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2部   文教施策の動向と展開
第3章   初頭中等教育の一層の充実のために
第2節   子どもたちが主体的に学び生きる力を育てる教育の推進
5   豊かな科学的素養の育成


近年、科学技術への興味・関心の低下など、科学技術離れの傾向が指摘されている。科学技術基本法に基づき、平成8年7月に科学技術基本計画が策定されたが、同計画においても理科教育の充実など、科学技術に関する学習の振興等について示されている。

このような状況の中で、文部省では、理科について、従来から一貫して、観察・実験を通して自然に対する科学的な見方や考え方、関心・態度などの育成を重視する観点から内容の改善に努めてきた。現行の学習指導要領においても、観察・実験を一層重視するとともに主体的な探求活動、問題解決的な学習が充実するよう、小・中・高等学校を通じてその改善を図った。

このため、文部省では、学習指導要領の趣旨の実現を図るため、指導資料の刊行や小・中・高等学校の理科教育担当教員の観察・実験等に関する指導力の向上を図る観察実験指導力向上講座などの研修事業を実施している。

また、理科教育設備基準を改訂し、実験用機器の計画的な整備充実を進めるとともに、児童生徒の科学的な体験学習活動を促進するための科学学習センターを設置するための補助事業を実施している。

さらに、平成8年度からは、児童生徒が先端的な科学技術等に触れ、理科への興味・関心を高める方策等について実践研究を行う科学技術・理科教育推進モデル地域として10市町を指定するなど、理科教育の一層の充実を図っている。

一方、各学校においては、ティーム・ティーチングの導入等による個性や能力に応じた指導の充実を図るなど指導方法の一層の工夫改善に努めることや、博物館、青少年教育施設、科学技術に造詣(ぞうけい)の深い社会人等、学校外の教育資源の積極的な利活用を図ることが求められている


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