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1部   未来を拓く学術研究
第3章   学術振興の新たな展開
第1節   重点的な研究推進システムの活用に向けて
1   基本的な考え方


学術研究の振興に当たっては、幅広い研究分野全体にわたり、第2章第1節で述べた研究人材、研究費、研究施設・設備、学術情報・資料等の研究基盤について、持続的に整備を図っていくことが重要である。さらに、具体的な研究課題の推進に当たっては、その分野の性格や状況等に応じ、研究費等の要素を適切に組み合わせ、重点的・集中的に研究を支援するシステムを構築し、活用していくことが重要である。

例えば、国立大学等の教官数等を基に積算される教官当たり積算校費の仕組みは、研究者の経常的・基盤的な研究活動を支え、学術研究全体の水準を維持していくために効果的なシステムである。一方、科学研究費のような競争的資金による研究推進システムは、経常的・基盤的な研究活動によって培われた具体的な研究課題を、更に発展させるために極めて有効である。

このようなことから、文部省では、学術研究の進展や経済・社会構造の変動に伴って新たな研究上の要請が生じる中で、人的・物的研究資源を効率的に活用しつつ、研究分野全体にわたる持続的な整備と特定の研究課題の重点的な推進の両面から、学術の振興を図っている。

今後とも、このような二つの推進システムを、バランスをとりながら運用して、長期的・総合的な視野から学術研究を振興していく必要がある。さらに、冒頭に述べた学術研究をめぐる状況の変化を踏まえ、社会の要請の変化に機敏に対応すべく、重点的な研究推進システムを一層整備し、活用していくことが重要となっている。


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