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1部   未来を拓く学術研究
第2章   学術振興の基本施策
第3節   国際的な学術交流・協力を推進するために
4   学術国際交流・強力の推進に当たっての基盤整備


学術国際交流・協力を推進するためには、そのホームグラウンドとしての我が国の研究基盤等を整備・充実することが重要である。


(1) 国際的に高度な水準を有する国内研究基盤の整備

国際共同研究がますます高度化する中で、諸外国の研究水準に十分対応できる研究環境を整備するという観点から、学術研究基盤の全般的な整備に努めるとともに、特に、それぞれの学問領域において世界の最先端の学術研究を推進する卓越した研究拠点(COE)を形成していく必要がある。

また、若手外国人研究者の招聘(しょうへい)事業などを充実・発展させていくには、我が国における研究経歴が世界的に評価されるよう、我が国の研究水準を一層高める必要がある。さらに、我が国の学術研究機関の中には、既に外国の研究機関との人的交流の実績を蓄積しているものがあり、今後、このような蓄積の上に一層情報発信機能を高める必要がある。


(2) 外国人研究者の受け入れ体制の整備・充実

現在、国立大学では98大学中24大学、大学共同利用機関では14機関中3機関に国際交流課又はこれに準ずる組織が設けられているが、各国の研究動向に対応するとともに、研究者の事情に応じたきめ細かな対応を行うためには、国際交流担当事務組織の整備と担当職員の研修を充実させる必要がある。

また、現在、国立大学等の外国人研究者用宿泊施設の戸数が1,502戸であるのに対し、平成7年度に我が国に6か月以上滞在した研究者は約4,000人に達しており、宿泊施設が大幅に不足している。このため、できるだけ早期に宿泊施設の計画的整備を図る必要がある。


(3) 日本学術振興会の整備・充実

日本学術振興会は、我が国の学術国際交流・協力を推進する中核的な実施機関であり、現在、世界38か国1地域・59機関を対応機関として、様々な交流事業を行っている。また、ワシントン、ロンドン、ボン、バンコク等世界7か所に海外研究連絡センターを設置し、各地域の学術情報の収集に努めるとともに、我が国の学術の動向について情報発信を行っている。しかし、日本学術振興会に対応する諸外国の機関と比較すれば、人的体制が未整備であり、今後、整備・充実を図る必要がある。


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