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2部   文教施策の動向と展開
第7章   学術研究の振興
第1節   これからの学術施策の方向
1   学術研究への期待の高まり


学術研究は、人文・社会・自然科学のあらゆる分野において、新しい法則・原理の発見、分析や方法論の確立、新しい知識や技術の体系化とその応用、先端的な学問領域の開拓などを目指して行われる普遍的な知的創造活動である。このような学術研究の成果は、人類の知的共有財産として、それ自体優れた文化的価値を持つとともに、応用や技術化を通じて日常生活を支え、これを豊かにする役割を果たし、人類・社会の発展の基盤を形成するものである。

今日、我が国は、学術研究水準の向上と国際的な役割の増大に伴い、独創的・先端的な学術研究をより一層進め、世界の学術研究の進展に積極的に貢献することが強く求められている。また、我が国は、グローバル化・ボーダレス化と国際的な経済競争の激化、史上類を見ない速度で進行している人口の高齢化等により、産業の空洞化、社会の活力の喪失、生活水準の低下等の危機的事態に直面するのではないかと強く懸念されている。さらに、我が国国民を含む人類の未来には、地球環境問題、食料問題、エネルギー・資源問題等、地球規模の諸問題が大きく立ちはだかっている。このような内外の諸課題に対応するため、科学技術創造立国を目指して、必要な施策の充実を図っていくことが、国の重要な政策課題となっている。

資源の乏しい我が国が、21世紀に向けて今後も活力ある豊かな社会を実現し、国際社会において必要な役割を果たしていくためには、科学技術発展の重要な基盤ともなる学術研究を未来への先行投資と位置付け、創造性豊かな世界の最先端の学術研究の振興を図ることが極めて重要となっており、学術研究に寄せられる社会の各方面からの期待はこれまでになく高まっている。


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