ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
1部   生涯学習社会の課題と展望-進む多様化と高度化-
第3章   これからの生涯学習
第4節   学んだ成果を生かす
1   評価制度の充実


学習成果の評価については、第2章第3節でも述べたように、これを行うべきかどうかあるいはその評価方法について意見が分かれている。また、評価といってもその具体的なイメージは個人によって異なり、極めてあいまいなまま議論がなされている。恐らく、客観的に知識や技術能力等を判断する基準となり、就職や昇任の際にも反映され得る評価と、学習を奨励する性格の強い評価に区分する必要があろう。しかしながら、いずれの場合も希望する人に対しての何らかの評価は必要であり、さらに、学歴社会の弊害を是正するという生涯学習社会構築の所期の目的に立ち返れば、学習成果の評価については、もっと多元的なものが準備されていくべきである。

ただ、その一方で、学習成果の評価の結果とも言える資格や免許等については、様々な性格のものが存在し、学習者にとって正確な情報の把握が困難な状況になっている。資格に関する学習情報誌が出るのもこのことと無関係ではないであろう。先にも述べたように、「消費生活年報1995」によれば、国民生活センターに寄せられた相談件数のうち、資格講座に関するものは年々増加し、平成6年度で2万520件に達している。

評価制度の多様化とともに、資格や免許等の内容やその取得方法のための学習についての正確な情報提供がなされるような方策を検討することも求められる。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ