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1部   生涯学習社会の課題と展望-進む多様化と高度化-
第3章   これからの生涯学習
第2節   高度で体系的・継続的な学習機会を充実する
2   時代の変化に伴い生じた新たな課題についての学習


時代の変化に伴い生じた新しい課題に関しては、第1節に述べたとおり、それへの取組の必要性が指摘されているものの、これらに関する学習が十分になされているわけではないという状況がある。

このことに関連し、平成8年文部省調査では、生涯学習審議会において提示された現代的課題に対する学習を行うための条件についても質問しているが、回答では、「公的な機関で優先的に取り上げること」、「いろいろな関心レベルへの対応」、「学習に関わる情報提供」、「安い経費で受講が可能なこと」を挙げる人が多かった(1-3-3 )。

「公的な機関で優先的に取り上げる」を挙げる人が最も多かったのは、これらには、住民共通の課題として取り組むべきものも多く、その成果も地域社会や国が受ける面が強いことを考慮してのものと考えられる。また、「安い経費で受講ができること」も基本的に同じ発想に立ったものであろう。これらのことは、nhk調査における「社会の領域」への経費支出の状況及び今後の希望とも合致する( 第2章第1節8(1) 参照)。さらに、文部省の調査において「いろいろな関心レベルへの対応」を挙げる人が多かったのは、現状では人々の関心の度合いが非常に多様であり、またこれに対応する学習機会が不足していることを物語ると言える。

これらの課題の学習は、必ずしも高度で体系的・継続的な学習を要するものばかりとは言えないが、学習プログラムの開発が進んでいないことや指導者の不足等の事情があり、個々の市町村等での対応が困難なものも多いと考えられる。市町村間の連携・協力や都道府県や各教育機関等の積極的な支援や関与、民間事業者の活用が求められる。


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