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1部   生涯学習社会の課題と展望-進む多様化と高度化-
第3章   これからの生涯学習
第1節   多様化する学習ニーズにこたえる


これまで見てきたように、国民の学習活動は、着実に活発になっている。しかも、先の調査結果でも明らかになったように、いったん体系的・継続的に学習を始めた人の間では、より高いレベルの学習を求める声が強まり、その学習が更に継続して行われるという傾向がある。これは、学べば学ぶほど、より高いレベルや広がりを求めるようになるという学習本来の持つ性格や学ぶことの深化に伴ってその成果を生かしたいという気持ちが生じ、それが一層学習の励みになることによるものと考えられる。また、学習活動を通じて、より多くの人との交流が促進されることにより、個々の学習者の興味・関心を持つ分野も更に拡大していく傾向があるとの指摘もある。

一方、高等教育機関における社会人一般を対象とした取組やマルチメディアの発達等による学習方法の多様化は、体系的・専門的な学習の機会を身近に感じさせるようになっており、人々の学習意欲の高まりを促すことにつながっているとも考えられる。

また、学習の内容で見た場合、全般的な傾向から見れば、「生涯学習」という概念で意識されている学習は、趣味・教養といった生きがい指向のものが中心となっているが、これらは、社会の成熟化が進む中で今後とも引き続き盛んになるものと考えられる。一方、職業に関する学習も実態から見ると相当程度行われており、今後のニーズも高いことも明らかになっている。

さらに、職業に関するものも含まれることとなるが、高齢化や情報化等の時代の変化に伴い生じた新しい学習課題については、例えば、生涯学習審議会が平成4年の答申において提示した項目について見た場合、これまでの学習状況、今後の希望とも、項目によりかなり差異がある(1-3-1 )。これらの課題については、今後、意識啓発や学習機会提供等の総合的な取組を行い、学習が行われるよう努める必要がある。

このような多様化する学習ニーズへの対応として以下の対応を提示したい。


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