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1部   生涯学習社会の課題と展望-進む多様化と高度化-
第2章   いま生涯学習は
第1節   だれがどこで何を学んでいるのか
6   どのようなレベルを目指し、そこにどのように到達しようとしているのか-いったん、学習を始めた人は、一層のレベルアップを目指す場合が多数



(1) 学習継続・レベルアップの意向

文部省調査によれば、体系的・継続的に学習を行っている人々の今後の学習継続についての意向としては、学習方法のいかんにかかわらず、大多数が学習の継続を考えており、また、そのうちのほとんどがレベルアップを考えている。継続もレベルアップも考えていないのは、極めて少数である。

なお、「継続するがレベルアップは考えていない」という人は、どの方法においてもほぼ1割内外の低い数字にとどまっているが、グループ・サークル、自治体の講座、カルチャーセンター、大学等の公開講座については、継続するがレベルアップは考えていないという人もおおむね2割を超える形で存在する(1-2-12 )。この理由としては主として「学習の目的は自己の楽しみにある」が挙げられている(1-2-13 )。

1-2-11 現在の学習を始めてからの時間

1-2-12 学習のレベルアップについての意向-高い割合を示すレベルアップの意向-

1-2-13 学習のレベルアップや継続をしない理由


(2) 学習により目指すレベル

学習により目指すレベルについては、まず、学校に在籍して学んでいる人の場合、大学院在籍者ではほとんどが博士課程(後期)レベルを、大学在籍者についても多くが修士課程ないし博士課程(後期)レベルを目指している。また、大学通信教育課程等においても将来のレベルを大学院においている人が一定数存在する。

次に、学校に在籍する以外の方法で学んでいる人の場合、現在のレベルは、基礎・初級、中級と答える人が多く、上級は多くとも1割程度にとどまっているが、将来のレベルとしては、上級と回答する人がほとんどの項目で最も多くなっている。また、指導者・専門家レベルと答える人も、本やビデオ、グループ・サークル、民間通信教育での学習者では多い。

なお、具体的な資格・免許の取得を念頭に置く人は、主に学校で学んでいる人に多く、専修学校等では約5割を占める。主に学校以外で学んでいる人については、資格・免許の取得を念頭に置く人は民間通信教育の受講者で42.3%と最も多い(1-2-14 1-2-15 )。


(3) 学習の継続やレベルアップのための方法

学習の継続やレベルアップのための方法としては、現在の学習方法を維持することを考えている人が多く、それぞれの学習方法のおおむね5割を占める。一方、残りの大半も、現在の方法と併せ、新たな学習方法を始めたいという人であり、現在の学習方法をやめて新たな学習方法を始めることを考えている人は、ほぼ1割以下、方法によっては、数パーセントにとどまっている(1-2-16 )。

既にその方法で継続的に学習を行っている人に対する調査であることを考慮する必要はあるが、現在の学習方法に対しては、おおむね肯定的な評価を行っているものと考えられる。また、現在の方法に加え、新たな学習方法を始めたいと考えている人も相当数存在することは、個人次元での学習方法の多様化を予測させる。

1-2-14 今後目標とする学習レベル(主に学校で学んでいる人)

1-2-15 今後目標とする学習レベル(主に学校以外で学んでいる人)

1-2-16 レベルアップの方法


(4) 学習の継続やレベルアップのための学習時間

学習の継続やレベルアップを行う場合の学習時間としては、現状に比べ、週末や夜間ないし曜日や時間を特定しないで行うという比率が高くなる傾向がある。現在の学習方法は維持しつつ、更に時間的に融通が利くことを望んでいることがうかがわれる(1-2-17 )。

1-2-17(その1) レベルアップのための学習曜日 図1-2-17(その2) レベルアップのための学習曜日



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