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1部   生涯学習社会の課題と展望-進む多様化と高度化-
第2章   いま生涯学習は
第1節   だれがどこで何を学んでいるのか
2   人々は何を目的に何を学習しているのか-全般的には、健康・スポーツ、趣味的なものが主、職業関連は少数、学習の活動自体が目的化する傾向


人々は、様々な目的から、生涯にわたり学習を行っている。学校教育においては、比較的その目的・内容も学校の種類に応じて明確となるが、学校外での学習の姿については、必ずしも定まったものはない。

総理府の「生涯学習に関する世論調査」(平成4年)では、成人一般を対象に「この1年間に行った生涯学習の実施状況」について質問している。

この結果によれば、学習の内容は多岐にわたっているが、健康・スポーツ(健康法、医学、栄養、ジョギング、水泳など)、趣味的なもの(音楽、美術、華道、舞踊、書道など)が上位を占め、職業上必要な知識・技能の修得を目指す学習は、どちらかといえば少数となっている(1-2-1 )。


1-2-1 この1年間の生涯学習の実施状況(学習の内容)-学習の内容の上位を占める健康・スポーツ・趣味-

また、この調査では、生涯学習の成果の活用状況についても聞いているが、「自分の人生がより豊かになっている」、「自分の健康の維持・増進に役立っている」が4割を超える回答であるのに対し、「仕事や就職の上で活かしている」は4分の1程度にとどまっている(1-2-2 )。

1-2-2 生涯学習の成果の活用状況-人生の豊かさや健康のために行われる学習-

一方、nhkの放送文化研究所は、平成4年3月、学習関心調査を行い、「日本人の学習'93-成人の意識と行動をさぐる-」という形でとりまとめたが、ここでも学習目的について聞いている。

この回答によれば、「そのことを学ぶこと自体が楽しい」が18.1%、「仲間ができたり、いっしょにやることが楽しい」が11.6%で、「仕事に役立てる」は9.8%となっている(1-2-3 )。知識や技術、態度等の獲得の手段である学習の活動自体が価値を持ち、目的化している傾向が見られる( 本節6 参照)。


1-2-3 学習を行うことの目的-活動すること自体が価値を持つ学習活動-

これらを見れば、我が国においては、成人の学習という場合、内容は極めて多岐にわたるものの、まず、健康やスポーツ、趣味・教養に関するものが意識され、また、目的も生きがいや楽しみ、健康といったものが考えられていると言える。


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