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2部   文教施策の動向と展開
第11章   情報化の進展と教育・学術・文化・スポーツ
第2節   マルチメディア時代における情報化への取組
4   社会教育・文化・スポーツ分野における情報化への対応


社会教育・文化・スポーツ分野においては、多様化・高度化する国民のニーズに適切に対応するために、マルチメディアを適切・効果的に活用していくとともに、国民への情報提供体制を整えていくことが重要である。


(1) 学習情報の提供体制の整備と社会教育分野における情報化への対応

生涯学習の振興を図るため、多様化・高度化した学習需要に対し、適切な学習情報を提供し、学習相談に応じられる体制の整備が重要である。このため、地方公共団体では、施設、人材、学習機会等に関する情報を収集、整理、提供するとともに、学習相談を行うシステムの整備が進められている。

文部省ではこのような動きを支援するため、生涯学習情報提供システム整備事業( 第2章第2節参照)に対する補助や、県立図書館を中心とした図書情報ネットワーク化の事業に対する補助を行っている。

今後の学習情報提供の方向としては、国民が身近に、簡単な方法で全国の学習情報を利用できるようにすることが求められている。

文部省では、学習情報を全国的に提供していくための体制(まなびねっとシステム)の整備に向けて、現在、次の三つの施策を行っている。

1) 全国的に利用される学習情報のデータベースの構築
2) 全国的な生涯学習情報の収集・提供を行う、生涯学習情報のセンター機能の在り方に関する調査研究
3) 文部省所管の生涯学習関連施設の各種データベースを、一元的に提供できる統合システムの在り方に関する調査研究

また、社会教育の分野において、人々の学習ニーズに的確に対応し、各種の学習機会等を提供する上で、マルチメディアを活用する意義は大きく、その活用方法や関連するソフトウェアの研究開発が求められている。このため、平成7年度から、通信系マルチメディアを利用した対話型の遠隔講座の開設など、新教育メディアの利用の在り方に関する、実践的な研究開発を行うとともに、地域における多様な教育メディアの効果的利用を促進する「新教育メディア研究開発・利用促進事業」を実施している。

コンピュータで生涯学習情報を提供(茨城県水戸生涯学習センター)


(2) スポーツ分野における情報化の対応

スポーツ分野においても、情報化への対応として、マルチメディア時代に対応したスポーツ指導者の養成や、競技力向上へマルチメディアの活用を図っていくことが必要である。このため、平成7年度から実施する「スポーツ指導者養成活用システムの改善充実に関する調査研究」( 第8章第2節参照 )の中で、マルチメディアを利用したスポーツ指導者の学習システムの在り方などを研究している。また、現在、設置のための準備を進めている「国立スポーツ科学センター」(仮称)を中心として、スポーツ科学に関する情報を収集・分析・提供するなど、トップレベルのスポーツにおける情報化を進めることとしている。


(3) 文化情報の提供

文化庁においては、文化財、美術品、地域文化、舞台情報に関する文化情報の総合的な提供を行う文化情報総合システムの整備を進めている。このうち、平成6年度からは、文化庁と各都道府県及び教育委員会の文化行政主管課との間において、相互に文化に関する情報を流通させるパソコン通信ネットワーク「地域文化フォーラム」を試行している。

平成7年度には、国立美術館、博物館、文化財研究所において、文化情報広域ネットワークの整備に着手し、高度情報通信社会に対応した文化情報の総合的な発信に向けた基盤整備を進めている。


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