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2部   文教施策の動向と展開
第10章   教育・文化・スポーツの国際化に向けて
第6節   海外子女・帰国子女教育の充実
2   帰国子女教育の充実



(1) 帰国子女教育の現状と施策

平成6年度間に海外での長期間の滞在の後帰国した子どもの数は、小・中・高等学校段階合わせて約1万3,000人に達している。これらの帰国子女については、国内の学校生活への円滑な適応を図るとともに、海外で身に付けた特性を生かすようにすることが重要である。

そのため、文部省では、国立大学附属学校における帰国子女教育学級等の設置、帰国子女教育研究協力校・帰国子女教育受入れ推進地域の指定、帰国子女教育指導講習会の開催等の施策を行い、帰国子女受入れ体制の整備を図っている。また、帰国子女の海外での豊かな学習・生活体験を一層尊重する観点から、現地校等の教育に関する資料を作成するとともに、高等学校や大学の入学者選抜の際の特別選抜枠の設定や選抜方法の工夫などが更に多くの学校で行われるよう求めるなど、施策の充実に取り組んでいる。


(2) 中国帰国孤児子女教育の現状と施策

中国帰国孤児に同伴されて帰国する子どもは、日本語能力が不十分であったり、日本の生活習慣に通じていなかったりすることから、日本語指導や生活面・学習面での適応指導について、特別な配慮が必要である。このため、文部省では、中国帰国孤児子女教育研究協力校を指定して、中国帰国孤児子女の積極的な受入れ及び指導の充実を図るとともに、中国語のできる指導協力者の巡回派遣事業、日本語指導教材の作成配布、中国帰国孤児子女担当教員の研修会等を実施している。


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