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2部   文教施策の動向と展開
第9章   新しい文化立国を目指して
第2節   より高い芸術創造の世界へ
3   民間による芸術文化活動の支援


国民の文化に対する関心と企業の社会貢献意欲の高まりを背景に、民間企業等による芸術文化支援活動(メセナ活動)が活発に行われるようになってきている。

近年の企業メセナ活動を概観すると、景気低迷の影響を受けて、1件当たりの資金援助額こそ減少しているものの、支援件数については引き続き増加しており、メセナ活動を実施する企業の割合も特に低下傾向は見られない。また、メセナ活動の専門部署を設置する企業の割合の増加や人的、物的な面での支援など支援形態の多様化が見られ、一時の業績に左右されない継続的な企業メセナ活動が定着しつつある。

こうした気運にこたえ、国としてメセナ活動を一層促進するため、企業相互の連携と協力により芸術活動に対し助成を行う(社)企業メセナ協議会を特定公益増進法人に認定し、同協議会の助成認定を受けた芸術活動に対する企業等の寄附金について税制上の優遇措置を講じた。平成6年度において同協議会は、83件の芸術活動を助成対象と認定し、129社が1億9,425万円の寄附を同協議会を通じて行った。

また、民間企業等による劇場・コンサートホール等の文化施設の整備事業に対しては、日本開発銀行等による低利資金融資が実施されている。

各企業等がそれぞれの理念に基づいて長期的視野によるメセナ活動を継続的に実施していくことができるよう、税制上の優遇措置の活用によるメセナ活動の促進、企業や芸術団体等におけるアートマネージメントを担当する人材の養成など一層の支援に努めていく必要がある。


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