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2部   文教施策の動向と展開
第8章   スポーツの振興
第3節   競技スポーツの振興
2   国際競技大会の開催に向けて


我が国では、平成10年の長野オリンピック冬季競技大会をはじめとして、数々の国際競技大会の開催が予定されている。政府では、これらの国際競技大会の開催が、我が国のスポーツの振興、国際的友好親善等に大きな意義を持つことから、長野オリンピック冬季競技大会の開催やサッカーの2002年ワールドカップの日本招致について閣議了解を行い、必要な協力を行うこととしている。

特に、長野オリンピック冬季競技大会の準備に対する支援としては、(財)長野オリンピック冬季競技大会組織委員会の組織委員に内閣官房長官及び文部大臣が就任し、運営に協力している。そのほか、総理府に内閣官房長官を会長とし関係各省庁の事務次官等で構成する「長野オリンピック冬季競技大会準備対策協議会」を設置し、同大会の準備に関し政府施策に関連する事項についての連絡調整を図っている。また、「長野オリンピック冬季競技大会の準備及び運営のために必要な特別措置に関する法律」により、寄附金付き郵便はがき等の発行、国家公務員及び地方公務員の組織委員会への派遣などについて、関係法律の特例が設けられた。さらに、平成7年度予算では、競技施設の整備に対する補助金として63億4,400万円を計上している。

このほか、文部省では、長野オリンピック冬季競技大会について国民の理解と協力を得るため、平成5年度から順次普及啓蒙事業を展開している。5年度には小・中学校向けの冊子「世界からひとつの花になるために」を、6年度には高校生・一般向けの冊子「平和、友好、自然、そして感動」を作成し配布した。なお、7年度においては、壁新聞(オリンピック・ニュース)を作成することとしている。

また、文部省では平成7年10月から新たに「国際スポーツ大会専門官」を設置し、国際競技大会への一層の支援・協力を行うこととした。

第18回オリンピック冬季競技大会(平成10年、長野市)アイスホッケーa会場-「ビッグハット」

サッカーの2002年ワールドカップ日本招致

ワールドカップとは、プロ・アマを問わず各国を代表するサッカーチームによって世界一が争われる世界最大級のスポーツイベントで、国際サッカー連盟(fifa)が4年に1度開催するものである。

この2002年ワールドカップの日本招致については、平成3年6月に(財)日本サッカー協会を中心に「2002年ワールドカップ日本招致委員会」が設立され、招致活動を展開している。政府としては、関係13省庁による「2002年ワールドカップサッカー招致問題関係省庁課長会議」を開催して招致につき検討、7年2月、閣議において「2002年ワールドカップを(財)日本サッカー協会が我が国に招請すること」が了解された。これを受けて(財)日本サッカー協会ではfifaに対して正式に立候補した。

なお、平成8年の6月にはfifa理事会において開催国が決定される予定となっている。


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