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2部   文教施策の動向と展開
第7章   学術研究の振興
第6節   基礎研究の重点的な推進
8   かけがえのない地球のために-地球環境科学-


今日、地球の温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨など地球規模の環境問題が世界的に深刻に受け止められており、その解決は、人類の将来にとって重要な課題となっている。このような地球環境問題の解決のためには、大気、海洋、生態系、人間活動にわたる地球規模の環境変化を生じさせるメカニズム等に関して科学的知見をより一層蓄積することが極めて重要である。そのためには、人文・社会・自然科学の幅広い分野にわたる大学等における学術研究の推進が必要である。

文部省では、平成7年度に、北海道大学低温科学研究所の改組等、大学等の研究体制の整備充実を図るとともに、科学研究費補助金等により地球環境問題に関する総合的な学術研究の推進を図っている。また、国際共同研究として、海洋観測国際協同研究計画(GOOS)、地球圏・生物圏国際共同研究計画(IGBP)及び南極地域観測事業等の充実を図っている。さらに、政府間海洋学委員会(IOC)事業、人間と生物圏計画(MAB)等ユネスコの地球環境科学事業、地球環境問題等に関する国連大学事業の推進等国際機関との協力の強化に積極的に対応している。

また、学術審議会は、地球環境問題の解明及び対応等における必要な方策について検討を行い、平成7年4月に「地球環境科学の推進について」として文部大臣に建議した。この建議は、大学等において地球環境科学を推進していくため、地球環境問題の中核的な研究機関の設置等の推進方策をとりまとめたものである。


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