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2部   文教施策の動向と展開
第7章   学術研究の振興
第6節   基礎研究の重点的な推進
7   地震や噴火を予知するために-地震・火山噴火予知研究-


我が国は世界でも有数の地震・火山国であり、歴史上何度も地震や噴火による甚大な被害を受けてきた。平成7年1月には兵庫県南部地震による阪神・淡路大震災において、5,500人以上(平成7年5月21日現在)に及ぶ尊い人命が失われ、大きな被害を受けた。こうした大地震や火山噴火による災害の防止、軽減を図ることは極めて重要であり、このため、地震・火山噴火予知研究に対する社会の期待は高まっている。

我が国の地震・火山噴火予知研究は、測地学審議会が文部大臣及び関係大臣に建議する地震予知計画及び火山噴火予知計画等に基づき、大学や気象庁などの関係機関がそれぞれの機能と特色を生かしながら総合的、計画的に進めている。

大学では、東京大学地震研究所をはじめ、関係大学・研究所においてこれまでに得られた多種多様な観測データを基に、前兆現象の的確な把握と予知手法・理論の構築に積極的に取り組んでいる。


(1) 地震予知研究

地震予知研究については、平成5年7月に建議された第7次地震予知計画(平成6年度〜10年度)に基づき行われている。7年度は引き続き、微小地震観測や人工衛星を利用したgps(汎地球測位システム)等の新技術を用いた地殻変動観測など多種多様な手法による観測研究や、地震発生サイクルの中での現在の地震発生ポテンシャルを評価するための特別観測研究等を実施する。

さらに、測地学審議会は、最近の兵庫県南部地震等を踏まえ、第7次地震予知計画の総点検を行い、平成7年4月に「第7次地震予知計画の見直しについて」として、文部大臣をはじめ関係大臣に建議を行った。この建議に基づき、兵庫県淡路島の野島断層の深部構造と動的特性の解明等、緊急に実施すべき観測研究を行う。


(2) 火山噴火予知研究

火山噴火予知研究についても、平成5年7月に建議された第5次火山噴火予知計画(平成6年度〜10年度)に基づき行われている。7年度も引き続き、桜島等活動が活発な火山を中心に、火山性地震、地磁気、火山ガス観測等の各種手法に基づく観測研究や、火山体内部の構造と状態の把握を目的とした火山体構造探査を実施する。

平成7年兵庫県南部地震によりずれを生じた野島断層


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