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2部   文教施策の動向と展開
第4章   高等教育の一層の充実
第3節   医学教育等の改善・充実と医療技術者の養成
1   医・歯・薬学教育の改善・充実


近年、我が国の医学・医療を取り巻く状況は、学術研究の急速な進歩、高齢化社会の進展、疾病構造の変化など大きな変革期にある。そのため、来たるべき21世紀へ向けて、脳死や臓器移植、遺伝子治療の問題など医の倫理の確立、エイズやがんなどの疾病の克服、 インフォームド・コンセント 【用語解説】の一層の重視など多くの課題に積極的に取り組むことが求められている。このような中で、幅広い識見、技術と確固たる倫理観を身につけた21世紀の医療を担う人材を養成することは、大学における医学・歯学教育の大きな責務である。このため、各大学においては、6年一貫教育の実施、 アーリー・エクスポージャー(早期体験学習) 【用語解説】の導入などカリキュラムや教育方法の改善を進めている。

また、薬剤師の資質向上や創薬研究の推進への社会の期待が高まるなど薬学教育を取り巻く環境の変化を受け、薬学教育の改善・充実に対する期待が高まっている。このため、文部省では「薬学教育の改善に関する調査研究協力者会議」において、今後の薬学教育の在り方等について検討を行っており、平成6年7月に中間まとめを公表した後も、薬学教育の専門家による実証的研究等も踏まえ、鋭意研究を進めている。


<インフォームド・コンセント>

一般に、患者が、医師から医療の内容についてよく説明を受け納得した上で、本人の自主的判断により医療行為を選択し、その医療を自分の身体に実施することに同意するという医療の提供の考え方、と言われる。


<アーリー・エクスポージャー(早期体験学習)>

学生が医学部等に入学後の早期の段階で、病院等の医療の現場で直接的体験(介護体験実習等)を通じて、医師等を目指す動機付け、使命感を体得させること等を目的としたカリキュラム改善の試み。


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