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2部   文教施策の動向と展開
第3章   初等中等教育のより一層の充実のために
第9節   魅力ある優れた教員の確保
4   学校の管理運営の改善



(1) 学校の管理運営の改善

教員が創意工夫を凝らして教育指導に携わり、いじめ、登校拒否、校内暴力等の生徒指導上の課題に適切に対処していくためには、学校において、教育の場としてふさわしい基本的な秩序が確立され、学校運営が円滑に行われるような教職員組織が整えられる必要がある。そのため、学校においては、校長のリーダーシップの下に、全教職員が一致協力する体制を確立するとともに、主任等の校務分掌組織の適切な整備、教職員の服務規律の確保、職員会議の適正な運営、父母・地域住民の意向等の適切な把握など、学校における管理運営の改善に努めることが重要である。


(2) 若手教員の管理職登用と校長の同一校在職期間の長期化

活力と規律ある学校運営を行うためには、学校運営の責任者である校長及び校長を補佐する教頭に、指導力があり、管理職として真にふさわしい人材を得ることが必要である。特に、優秀な若手教員の管理職登用を図るとともに、校長が十分なリーダーシップを発揮できるように、校長の同一校在職期間の長期化を図る必要がある。

校長、教頭への若手教員の登用状況を見ると、教頭については、44歳以下の若手教員の登用がここ数年大幅に増加しており(平成元年度末13.7%、5年度末21.1%)、また、校長についても、49歳以下の若手教員が近年着実に増加している(元年度末3.5%、5年度末10.1%)(2-3-3 )。

また、校長、教頭に占める女性の割合は、近年高くなってきている(校長・昭和50年度末1.3%、平成5年度末5.5%、教頭・50年度末2.1%、5年度末11.7%)。文部省では、各教育委員会において、中長期的視点に立った教職員の人事計画を樹立し、若手教員の管理職登用の促進や校長の同一校在職期間の長期化、女性管理職の登用の促進を図るよう指導している。


(3) 教員の心の健康等についての対策

近年、教員の心の健康の問題や適格性を欠く教員への対応が重要な課題となっている。教員は、日常的に児童生徒と直接接する立場にあり、その心の健康状態等は、児童生徒の教育に大きな影響を与えることになる。

文部省においては、「教員の心の健康等に関する調査研究」の審議のまとめ(平成5年6月)を受けて、6年度から、教職員のメンタルヘルス対策の充実を図るため、相談活動の実施方法などについて実践研究を実施している。

2-3-3 校長・教頭の年齢別登用状況の推移


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