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2部   文教施策の動向と展開
第3章   初等中等教育のより一層の充実のために
第6節   障害に配慮した教育
1   一人一人の障害に応じた教育の推進


障害等により、通常の学級における指導によっては十分な教育効果が期待できない児童生徒については、その能力を最大限に引き出し、社会的な自立及び参加を可能な限り実現するため、障害の種類、程度等に応じ、特別な配慮の下に、より手厚く、きめ細かな教育を行うこととしている。

このような学校教育の一分野を我が国では特殊教育と呼んでおり、障害の種類と程度に応じて、盲学校、聾学校及び養護学校(総称して特殊教育諸学校という。)や小・中学校の特殊学級において、または通級により特別の指導が行われている。

特殊教育においては、障害の種類と程度に応じた特別の教育課程、少人数の学級編制、必要に応じ特別の教科書、専門的な知識・経験のある教職員、障害に配慮した施設・設備等により教育を行っている。文部省では、障害児の保護者の経済的負担の軽減を図り就学を奨励する特殊教育就学奨励事業を行っている。また、昭和46年に設置された国立特殊教育総合研究所では、国立久里浜養護学校との相互協力の下に特殊教育に関する実際的研究を総合的に行い、特殊教育関係職員に対する専門的、技術的研修等を行っている。

平成6年5月現在、特殊教育を受けている幼児児童生徒数は16万8,239人、このうち義務教育段階にある児童生徒は13万1,113人であり、これは同じ年齢段階にある児童生徒全体の約1%に当たる。


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