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2部   文教施策の動向と展開
第3章   初等中等教育のより一層の充実のために

みんなでたのしく体験(千葉県習志野市立東習志野小学校)

我が国の初等中等教育は、戦後、極めて困難な状況下で再建のスタートを切ったが、教育の機会均等の理念の下に、教育を重視する国民の熱意に支えられ、かつ、学校教育関係者の努力ともあいまって、著しい量的拡大を遂げ、普及・発展してきた。特に、限られた者のみが学んだ戦前の中等教育機関も、極めて短期間に、ほとんどの者が学ぶところとなった。

他方、この間、初等中等教育の量的な拡大に合わせて、教育課程の基準の改訂、教職員の待遇の改善や定数の充実、学校施設の整備などの施策の実施を通じて、質的な充実にも努力が払われた。

その結果、我が国の初等中等教育は、今日では、その普及の程度においても、また、質の高さにおいても国際的に高い評価を受けるに至っている。

しかしながら、その一方で、今日の初等中等教育の現状については、受験競争の過熱化、いじめ、登校拒否の問題、あるいは自然体験や生活体験の不足など様々な問題が指摘されている。

また、同時に、我が国においては、高齢化、各分野における情報化、国際化の進展などの社会の変化が進んでおり、我が国の初等中等教育には、このような社会の変化に的確に対応し得る力を育成するための教育の実現も強く求められている。

このような初等中等教育をめぐる諸問題を解決し、社会の変化に適確に対応し得る力を育成していくためには、一人一人を大切にした教育を行っていくという基本に立ち返り、初等中等教育の一層の改善・充実に努めていくことが重要だと言わなければならない。


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