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1部   新しい大学像を求めて-進む高等教育の改革-
第4章   大学改革を更に進めるために
第2節   大学教育の質をどう高めるか(自己革新能力の育成)
2   評価システムの確立


このようなシステムの活力ある発展は、各大学等が不断の自己改革に取り組むことによってのみ達成できる。

既に述べたように、多くの大学で、様々な形の自己点検・評価が実施されるようになっている。今後は、これらの取組が更に広がり、組織的、継続的なものとして定着するとともに、その結果を具体的な改革の実現に生かしていくことがまず求められる。その上で、自己点検・評価に加えて、学協会を活用した相互評価など、多元的な評価の仕組みを整備することが望まれる。また、大学以外の高等教育機関の間でもこのような評価の仕組みの検討が必要であろう。

適切な評価を進めるためには課題も多い。研究業績が重視される余り、教育面の評価が不十分であったり、新しい学問分野や学際領域に関する評価には、予想以上の困難を伴うことも考えられる。また、大学院教育と学部教育との双方について、それぞれの役割に応じた適切な評価を行うことも必要である。様々な試行と経験を積み重ねつつ、よりよい評価基準や方法の確立に向けて、関係者が努力を続けていくことが期待される。

また、各大学での教育研究の現状やこれに対する評価結果を一般に公開し、研究者や学生、大学と連携を図ろうとする企業や団体・機関等が、各大学についての適切な情報を入手し、利用することができるようにすることも重要な課題である。さらに、第三者評価や大学外部の意見を積極的に取り入れたり、大学の情報を発信する組織や方法を工夫したりするなどの取組が、更に広がっていくことが期待される。


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