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2編 文教施策の動向と展開
第9章 国際化の進展と教育・文化・スポーツ
第5節 日本語教育の推進
4 日本語教員の養成及び資質の向上



(1) 標準的な教育内容の提示

従来,外国人に対する日本語教育のための教員の養成については,主として私立大学や民間の教員養成機関で行われてきたが,その教育内容や養成のための期間は様々なものとなっていた。このため,文部省では,日本語教員養成機関等の教育内容の向上を図るため,昭和60年5月に日本語教員の養成のための標準的な教育内容,教育水準をまとめ,関係機関に示している。


(2) 大学の日本語教員養成学科等の整備

大学における日本語教員養成については,従来から私立大学が積極的に取り組んでおり,平成2年11月現在,45の私立大学の学科等において,日本語教員を養成している。

国立大学では,昭和60年度から日本語の教員養成に着手しており,平成4年度までに15大学に学科・研究科等を設置している (表2-9-16)


(3) 日本語教育能力検定試験の実施

日本語教員の専門性の確立と日本語教育の水準の向上に資するため,昭和62年度から(財)日本国際教育協会の主催により日本語教育能力検定試験を実施している。この試験は,日本語教員となるための資格を付与するものではなく,日本語教育の専門家として必要とされる知識,能力の水準に達しているかどうかを審査し,証明することを目的とした試験である。平成4年1月に実施された第5回試験では6,224人が受験し,1,153人が合格した。


(4) 日本語教員の研修

現職の日本語教員の資質向上については,従来から国立国語研究所日本語教育センターにおいて,現職教員を対象に専門的知識の充実を図る夏季研修(2種類),将来の中堅専門家となる者を養成する長期専門研修,日本語教育機関の中核的教員の実務能力の向上を図るための現職者特別専門研修及び文部省の委託を受けて,中等教育を担当する教員のための特別集中研修を引き続き実施するとともに,平成4年度より新たに通信教育による日本語教育専門研修を開始し,例年400人程度の日本語教員がこれらの研修に参加している。

2-9-16  国立大学における日本語教員養成コース


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