ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
2編 文教施策の動向と展開
第8章 文化の振興
第6節 伝統文化の継承と保存
1 文化財保護の仕組みと意義


文化財は,我が国の歴史,文化等の正しい理解のため欠くことのできないものであり,文化財の保存・活用は,心豊かな生活の源となるとともに,優れた文化の創造ど発展の基礎となるものである。この貴重な国民的財産である文化財を保護するため,文化財保護法により,社寺建築や絵画,彫刻などの有形文化財,歌舞伎,陶芸などの無形文化財等が,2-8-2 のとおり国宝・重要文化財等として指定又は選定され,保護されている。

2-8-2  文化財保護の体系

文部省には,文化財の保存・活用に関する重要事項の調査審議等を行うため,文部大臣及び文化庁長官の諮問機関として文化財保護審議会が置かれており,文化財の指定・選定は,同審議会の諮問・答申を経て文部大臣が行っている。平成4年3月末現在の国指定文化財等件数は2-8-7 のとおりとなっている。

近年,人々のゆとりと豊かさに対する志向の高まりを背景として,地域における生活を文化的な潤いのあるものにするため,住民が文化財に愛着を持ち身近に接することができるよう,文化財の活用がますます求められてきている。他方,国土開発や生産技術の近代化は,我が国の貴重な文化財の保存環境を著しく悪化させており,また,国民の生活環境等の変化により,伝統芸能,民俗芸能,工芸技術等の保存・伝承は極めて困難な状況にある。このため,文化財保護行政の一層の強化が必要となっている。

2-8-7  国指定文化財等件数

このような時代の変化に適切に対応していくため,平成4年4月から文化財保護審議会の下に,文化財保護企画特別委員会を設けて,今後における文化財保護の在り方等に関し審議を行っている。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ