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2編 文教施策の動向と展開
第8章 文化の振興
第4節 地域における文化の振興
3 地域における芸術鑑賞機会の充実



(1) 舞台芸術の巡回公演

国民の芸術文化に対する興味,関心が著しく高まっている今日,芸術を鑑賞できる機会を充実することが強く求められているが,特に,優れた舞台芸術公演に直接触れる機会は,大都市以外の地域では,まだ必ずしも十分ではない。

このため,文化庁では,地域住民に対し,より―層芸術鑑賞機会の充実を図るとともに,地方公共団体の文化振興施策を刺激する効果をねらって,地方公共団体等と共催で各種の巡回公演を行っている。


1) 移動芸術祭

全国各地において優れた舞台芸術を鑑賞し得るようその機会を確保し,地域の芸術文化活動の向上発展に資するため,最高水準の舞台芸術を地域に派遣するもので,数県で集中的に開催するほか,その他の地域での巡回公演を実施している。平成3年度には,「フィガロの結婚」(オーケストラ),「カルメン」(オペラ),「恋女房染分手綱」(歌舞伎)など,11種目139公演を実施した。平成4年度は,131公演を実施する。


2) こども芸術劇場

成長期にある子どもたちに成長段階に応じた優れた内容の舞台芸術を鑑賞する機会を提供し,豊かな感性を育成するため,毎年夏休みに10歳から13歳までの児童生徒を対象とする巡回公演を実施している。平成3年度には,「春」(オーケストラ),「三国志」(児童劇),「コッペリア」(バレエ)など,5種目58公演を実施した。平成4年度は,49公演を実施する。


3) 青少年芸術劇場

次代を担う青少年にわが国の―流水準の舞台芸術公演を鑑賞する機会を提供し,芸術文化に対する関心を高め,将来の芸術鑑賞者層を養成するため,毎年夏季休業期間中に14歳から19歳の生徒等を対象とする巡回公演を実施している。平成3年度は,「アンネの日記」(新劇),「蝶々夫人」(オペラ),「野崎村の段」(文楽)など,9種目41公演を実施した。

平成4年度は,39公演を実施する。


4) 中学校芸術鑑賞教室

中学生の情操の洒養と芸術文化への参加の機運を醸成するため,優れた舞台芸術を学校現場に派遣することにより,学校教育の場での芸術艦賞及び表現活動の機会を確保し,芸術文化の振興と中学生の健全育成を図っている。

平成3年度は,「うたよみざる」(ミュージカル),「ハスランとりュドミーフ(序曲)」(オーケストラ)など,6種目59公演を実施した。平成4年度は,46公演を実施する。


(2) 巡回美術展

優れた美術作品を直接艦賞する機会についても,地域間の格差を是正するため国立美術館の所蔵作品等の巡回美術展を行っている。


1) 国立美術館所蔵内外美術名品展

国立美術館所蔵の美術作品を各地の美術館等に巡回展示し,各地域の住民に対して鑑賞する機会を提供するもので,昭和55年度がら行っている。平成3年度においては,「国立西洋美術館所蔵作品による近代フランス美術展」を八戸市美術館,天童市美術館の2会場で開催した。平成4年度は,「銅版画の巨匠長谷川潔展」を2会場で開催する。


2) 現代美術選抜展

現代美術の動向を各地域の人々に紹介するとともに,美術創作活動を―層奨励するため,中央で開催される主要な団体美術展の受賞作品及び文化庁が買い上げる優秀美術作品を地方の美術館等に巡回展示するもので,昭和42年度から行っている。平成3年度においては,北網圏北見文化センター美術館,―宮スポーツ文化センター,宇部市文化会館,坂出市民美術館,日本民俗資料館,藤沢市民ギャラリーの6会場で,日本画,洋画,版画,彫刻75点を選抜して開催した。平成4年度は全国6会場で開催する。


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