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2編 文教施策の動向と展開
第6章 学術研究の振興
第6節 重要基礎研究の推進
9 南極地域観測事業


我が国の南極観測事業は,文部省に置かれている「南極地域観測統合推進本部」(本部長:文部大臣)の下,国立極地研究所が中心となり,関係省庁の協力を得ながら,昭和31年以来実施してきており,これまでに,オーロラ発生機構や南極海における海洋生物の生態系の解明などの観測研究を行ったほか,大量の南極限石の発見により宇宙科学,惑星科学などの研究に,また,我が国の観測隊による長年の観測がオゾンホールの発見に寄与するなどの成果を上げてきている。

これらの研究活動は,「昭和基地」,「みずほ基地」等において実施しており,現在,第33次南極地域観測隊(越冬隊貝36名)が海洋,気象,電離層観測等の定常観測のほか,研究観測として,オゾンの挙動やオゾンとオーロラとの関係を究明するための超高層大気観測を実施するとともに,新たに,地球規模の気候,環境変動を解明する氷床ドーム深層掘削観測や海氷圏生物の総合研究を開始した。

平成4年11月には,第34次南極地域観測隊(55名)が南極観測船「しらせ」で東京港を出発,12月下旬昭和基地に到着,第33次越冬隊と交代することとしている。

なお,地球的規模で環境問題が叫ばれている現在,南極の環境問題についても世界的な関心が高まっており,平成3年10月「環境保護のための南極条約議定書」が南極条約協議国特別会合で採択された。


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