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2編 文教施策の動向と展開
第6章 学術研究の振興
第2節 研究費の充実
2 科学研究費補助金の拡充


科学研究費補助金は,あらゆる分野の優れた学術研究を格段に発展させることを目的とする研究助成費であり,数多くの独創的,革新的な知見を生み出し,優れた研究者を育て,新しい研究領域を開拓するなど,学術振興の基幹的経費として学術研究の進展に大きな貢献をしている。

近年における例としては,新星誕生過程の観測実現,高温超伝導物質の発見,免疫,血液,脳神経系で共通に機能するサイト力インの信号伝達分子の発見等の優れた成果がある。また,全世界的に問題となっている地球環境問題における酸性雨の森林等に及ぼす影響の解明やがk,エイズ,アルツハイマー等の難病の原因究明への取組等社会的要請の強い分野にも貢献している。

この補助金は,研究者の多様な研究ニーズにこたえるため研究の目的,性格等に応じ,2-6-3 のような申請区分を設けており,研究者の自主的な計画に基づき学術審議会の数か月にわたる審査(審査委員数延約1,600人,審査委員会数約100)を経て配分される。

平成4年度の予算額は646億円(対前年度比57億円,9.7%増),申請課題数は約7万件(対前年度約4,000件増),採択課題数は約2万3,000件(対前年度約2,000件増)である。このうち,新規申請課題分(約6万3,000件)に対する採択率は26.2%(前年度24.6%),充足率は72.6%(前年度70.0%)と厳しい状況となっている。

2-6-2  科学研究費補助金予算額等の推移

2-6-3  平成3年度科学研究費(―般研究等)の採択件数でみる交付分野


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