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2編 文教施策の動向と展開
第4章 高等教育の改善・充実
第3節 高等教育機関の整備
4 公・私立大学の整備充実



(1) 大学,短期大学の新増設等の動向

 近年,18歳人口の増加,大学志願率の上昇や地方公共団体による地域振興の一環としての高等教育機関誘致の動きなどを背景として,公・私立の大学・短期大学の新設や学部・学科の増設が進められている (表2-4-2) 。最近,新増設された大学,短期大学の特色としては,時代の動向を反映して,情報科学,情報処理,経営情報等の情報関係の学部・学科,国際,国際関係,国際文化,国際教養等の国際関係の学部・学科,外国語関係の学部・学科,日本文化,生活文化等の文化教養関係の学科が数多くみられる。

2-4-2  公・私立大学の設置認可等状況

 なお,私立の大学・短期大学の新増設に当たって,地方公共団体と学校法人が協力する公私協力方式によるものも少なくなく,その方法としては,主として,校地の無償譲渡・貸与,創設費の補助等財政面の協力が行われている。

 また,平成4年度の期間を付した定員増は,大学,短期大学合計で約2万人であり,昭和61年度以降の期間を付した定員増の合計は,約10万3千人となった。

 平成4年度をピークとして,18歳人口は急減期に入るが,このような状況の中で各公・私立大学等が,多様化・高度化するニーズに柔軟かつ的確に対応していくことが,重要な課題となっている。これらの公・私立大学・短期大学においては,学生にとって魅力ある大学づくりを推進するため,既存の学部・学科を時代の変化にふさわしいものに改組転換したり,校名変更や学部・学科名の変更等の名称変更を行ったりする事例も増加してきている。


(2) 公立大学・短期大学の整備充実

 公立大学・短期大学は,それぞれの地域の実情に即した専門職業教育や地域の社会的要請をも勘案した教育研究を行っており,我が国の高等教育において果たしている役割は大きいものがある。近年さらに,各公立大学等においては,地域との連携の充実や大学等の社会への開放など,その特色を生かしつつ,地域及び我が国の発展に寄与する努力が行われている。このように公立大学等がその特色を生かし,ますます多様化,高度化する地域の要請にこたえて発展することを助長していくために,公立医科大学等に対する経常的経費の補助や公立大学等に対する学生実験実習用設備,大学院最先端設備,情報処理教育設備や芸術大学学生特別経費,在外研究員費の補助などの助成を行い,そのより一層の整備充実,振興を図っている (表2-4-3)

2-4-3  公立大学等助成関係主要事項予算一覧


(3) 私立大学・短期大学の整備充実

 私立大学・短期大学は,それぞれの建学の精神に基づき,特色ある教育研究活動を展開している。

 私立大学・短期大学は,平成4年度現在,学校数にして我が国の大学゜短期大学の79.3%,学生数にして76.8%を占めている。今後,我が国の高等教育がより一層充実し,個性化・多様化していくためには,我が国の高等教育に高い比重を占める私立大学の役割が極めて重要であり,その教育研究の充実を図ることが強く期待される。

 このため,文部省では,私立学校の振興のために,私立大学等経常費補助など各種の施策を講じてきている (第2編第5章参照)


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