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2編 文教施策の動向と展開
第3章 初等中等教育の改善・充実
第4節 生徒指導・進路指導の充実
4 児童生徒の学習塾通いの問題



(1) 学習塾通いの現状

 昭和60年に実施した「児童生徒の学校外学習活動に関する実態調査」によれば,小学生の16.5%(昭和51年度調査12.0%),中学生の44.5%(同38.0%)が学習塾に通っている。

 いわゆる「進学塾」に見られる過度の学習塾通いについては,子どもたちにとって発達段階にふさわしい遊びや生活体験を通じて得られる豊かな人間形成の機会や場を制約するなどにより,好ましい成長発達に悪影響を及ぼしている面がある。


(2) 入試問題の改善面からの取組等

 こうした過度の学習塾通いをもたらしている背景には,学歴偏重の社会的風潮,入学者選抜の在り方とそれに伴う受験競争の激化,保護者の子どもの教育に対する関心が知的な教育に偏りがちであることなど,社会や学校,家庭のそれぞれの要因が深くかかわっている。

 したがって,文部省では,学校教育関係者がこの問題を真剣に受け止め,児童生徒の調和のとれた健全な発達と学校教育に対する保護者の信頼を確保するという観点から,学校における学習指導や進路指導の充実,入学者選抜方法の改善等,この問題に対する総合的な取組の積極的な推進を教育委員会,学校等に求めてきた。

 さらに,,学習指導要領を逸脱した問題が入学試験に出題されていることが,過度の学習塾通いをもたらしている要因の一つであると考えられることから,昭和63年度から,一部の国・私立の中学校・高等学校の入試問題の分析を行っているが,平成4年度においては,従来の,逸脱した問題を出題した学校に対して改善を促すという面にとどまらず,いわゆる良問づくりを積極的に支援していくという観点も踏まえて,都道府県教育委員会等に委託して関係者協力の下に調査研究を進めることとしている。


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