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2編 文教施策の動向と展開
第3章 初等中等教育の改善・充実
第4節 生徒指導・進路指導の充実
3 進路指導の改善・充実



(1) 進路指導の意義と課題

 学校教育における進路指導は,生徒が主体的に自分の進路を選択・決定できるよう,教師が組織的・継続的に指導し援助する過程であり,学校の教育活動全体を通じて,計画的・組織的に行われるものである。

 しかし,実際には中学校・高等学校の進路指導は,卒業時における偏差値に依存した進学指導や就職先の紹介・斡旋の就職指導となっており,生徒の能力・適性全般にわたる評価や進路希望等を十分考慮した適正な指導がなされていないとの批判がある。

 高等学校における中途退学者数は,12万3,529人で,在籍生徒の2.2%に達しているが(平成2年度,文部省調査),その内訳を見ると,「進路変更」を理由とする者が38.9%でトップとなっている。さらに進学先での不適応だけでなく,進学指導が偏差値への依存を深める中で学校教育自体が偏差値偏重の教育となっていることや生徒学力のみにより評価する傾向にあるなどの問題点も指摘されている。


(2) 進路指導関連施策の充実

 このため,文部省においては,進路指導主事を対象とした研究協議会や講座の内容の改善・充実等により,生徒の能力・適性,興味・関心等に対応した適切な進路指導に努めているところであり,都道府県教育委員会においても,校長等を対象とする研究協議会の開催,指導資料の作成,体験入学の拡充等の施策に取り組んでいるところである。

 また,平成元年3月に改訂した新しい中学校及び高等学校の学習指導要領においても,進路指導に関する内容の充実を図ったところであり,平成2年3月に1進路指導の改善に関する調査研究協力者会議」を発足させ,平成4年4月に学習指導要領の改訂に伴う進路指導の在り方等について指導資料の作成を行ったところである。


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