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2編 文教施策の動向と展開
第2章 生涯学習の振興
第5節 生涯学習と社会教育・文化・スポーツ
1 学習ニーズの多様化・高度化


 昭和40年代は職業や家事などに関する実用的な学習を目的とする者が多かったが,最近における人々の学習活動への志向を見ると,全体としては,趣味,健康づくり,交際,教養などを挙げた者が多くなっている。公民館で開設された学級・講座の学習内容を見ても,教養の向上,とうや情操の陶冶に関するものが約51%,体育・レクリエーションに関するものが約16%である。

 一方,民間教育事業で提供されている学習内容を見ると,最も多いのが趣味,けいこごとに関する学習で約45%を占め,次いで体育・レクリエーションに関する学習が約28%,教養に関する学習が約15%を占めている (図2-2-8 〜11)

 また,生涯学習の需要は年齢層によっても多様化しており,公民館では,受講対象者を成人,青少年,高齢者などに絞り,それぞれの学習ニーズに,よりきめ細かく対応した学習内容を提供するような努力もなされている。

 同時に,総体的には実用から生きがいや楽しみのための学習へという変化が見られるが,科学技術の急速な進展など社会の変化の激しさを考慮すれば,職業上,家庭生活上の知識・技術など実用的な学習も今後ますます重要になり,学習需要の多様化・高度化が一層進むと予想される。こうした人々の学習を支援していくためには,学校教育の内容,機能を充実させることに加え,社会教育,文化,スポーツの諸活動の振興により一層努め,国民一人一人が自分の好きな時に,好きな場所で,好きなことを,自分に最も適した方法で学ぶことができる社会を築いていく必要がある。

2-2-8  生涯学習をしてみたいと思う理由

2-2-9  公民館が実施した学級・講座数の分布(平成元年度間)

2-2-10  民間教育事業における学習内容別受講者数(平成元年度間)

2-2-11  生涯学習をしてみたいと思う理由 -性・年齢別-


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