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2編 文教施策の動向と展開
第2章 生涯学習の振興
第3節 生涯学習の基盤整備
3 生涯学習と学校週5日制


 学校週5日制は,学校,家庭及び地域社会の教育全体の在り方を見直し,社会の変化に対応してこれからの時代に生きる子どもたちの望ましい人間形成を図る観点から,当面平成4年度の2学期より毎月第2土曜日を休業日とするものである。

 学校週5日制については,月1回の学校週5日制を円滑に定着させることが当面の課題である。このため,文部省では,学校週5日制の円滑な実施を図るためのキャンペーン(9.12キャンペーン)を展開した。このキャンペーンの目的は次の2点である。

 第一は,国民に広く9月12日から学校週5日制が実施されることを知ってもらうとともに,その意義を十分理解してもらうことである。このため,政府広報等の実施や9.12キャンペーンの広報用デザインの活用により,学校週5日制の実施及びその趣旨の周知に努めた。

 第二は,休業日となる土曜日に,子どもたちが自ら選択して有益な活動を行えるような様々な学校外活動のメニューを用意してもらうことである。このため,最初の休業となる9月12日に焦点をしぼって,各方面に対して学校外活動の充実への協力を働きかけた結果,予想を上回る多くの関係省庁,団体,機関の協力が得られ,様々な学校外活動の機会が提供された。これらの事業は,「9.12サタデープラン」として取りまとめられ,9月12日において子どもたちが様々な活動や体験をする機会として利用されたところである。

 ところで,平成4年7月の生涯学習審議会の答申においては,学校週5日制を積極的に活用して,子どもの全人的な人間形成を図っていくことが重要であると指摘している。また,家庭に対して,学校週5日制の導入や,週休2日制の普及により増加する自由な時間を生かし,自然や芸術に触れたり,ポランティア活動やスポーツをするなど,それぞれの家庭で,子どもが家族と共に休日を効果的に活用するようにと呼びかけている。

 このように,学校週5日制の実施によって,子どもたちがゆとりのある生活の中で自ら考え,判断したり試みたりしながら,様々な生活体験や活動体験をすることなどを通して豊かな個性や創造性を育み,生涯にわたって自分らしく生きていく力を身に付けることが期待される。同時に,大人が子どもと触れあい,様々な学習活動などに参加する機会が増えることにより,生涯学習社会の実現に向けて大きなステップとなることも期待される。


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