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1編 スポーツと健康
第1部 体育・スポーツの振興
第1章 体育・スポーツの振興
第1節 体育・スポーツ振興の意義


 近年,様々な社会環境の変化に伴い,国民の間にスポーツに対する関心が高まり,スポーツ人口が増加するとともに,その実施目的・内容も多様化している。

 こうした国民のニーズに対応し,スポーツのより一層の振興が望まれているところであるが,スポーツの意義については,平成元年の保健体育審議会答申の趣旨を踏まえ,次の4点に要約することができる。

 第一に,スポーツは,人間の体を動かすこと自体に対する本源的な欲求にこたえるとともに,精神的な充足感等を与え,また,健康の増進や体力の向上にも資するなど,心身の両面にわたって働き掛けをする点で人類の文化の中でも極めて重要なものの一つである。

 第二に,都市化や生活の利便化等に伴い,日常的な運動の機会も減少しており,心身ともに健康で活力ある生活を営んでいく上で生涯にわたってスポーツに親しむことが,今後,ますます重要になると思われる。

 第三に,スポーツは,人間の可能性の極限を追及する営みの一つであり,競技スポーツにおける選手たちの極限への挑戦は,見る人に大きな感動や楽しみ,活力を与えるものである。

 第四に,スポーツは同一のルールの下で行われ,言語の障壁を越えて世界共通の文化として諸国民の相互理解を増進し,友好と親善を深める上で極めて重要な役割を果たすものである。

 このようなスポーツの意義を踏まえ,21世紀に向けて,スポーツを,豊かな人間性をはぐくむ人類共通の文化として位置付け,その振興を図っていくことが望まれている。


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