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2部   文教施策の動向と展開
第7章  文化の振興
第4節  地域における文化の振興
1  地域における文化活動等の動向


今日,文化活動を行う国民の層は広がり,その活動内容は多様化している。また,地域や日常生活において,能動的に文化活動に参加する傾向にある。総理府が行った「国民生活に関する世論調査」(平成元年5月)でみると,今後,生活のどのような面に特に力を入れたいと思うかという問いに対しては,「レジャー・,余暇生活」と答えた者が33.7パーセントで最も多くなっている。これは昭和58年以来連続して1位を占めており,年々増加する傾向がある (図2-7-2) 。こうした背景の下で,近年国民の文化への関心が急速に高まっており,今後,更に各分野での芸術文化活動が活発化することが予想される。

2-7-2  今後の生活の力点

地域の文化活動の振興は,地方公共団体の施策に期待するところが大きく,文化庁は,年々充実をみせている地方公共団体が行う文化活動振興施策や事業に対し,全国的な観点から援助,助言するとともに,地方公共団体と協力して,地域住民が,生涯にわたり身近な所で文化活動に参加できる環境づくりに努めている。

また,近年,多くの地方公共団体では,文化振興が個性豊かな地域社会の発展に欠かせないものであるという認識に立ち,特色ある文化事業を進めるようになっており,世界各国の劇団を招いて公演を行っている劇団SCOTの「世界演劇祭」を村ぐるみで支援している富山県利賀村や,アマチュアによるオペラを定期的に上演している大分県民オペラ協会などの例がみちれる。このような状況に対応するため,平成元年度においては,文化庁に「地域文化振興室」を設け,地域の特色ある文化活動の振興のため地方公共団体との連携協力を一層推進する体制の整備を図っている。

今後は,各種の文化関係情報を広く国民一般に提供する体制の在り方を検討していくことが課題である。


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