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2部   文教施策の動向と展開
第7章  文化の振興
第3節  芸術創造活動の奨励
2  民間芸術活動への助成


優れた芸術創作は,もとより,芸術家及び芸術団体の自由で創造的な活動によって振興されるものであるが,行政においても,その自主性を尊重しつつ,活動の場の整備,顕彰,若手芸術家の育成研修等の条件整備を行っていくことが重要である。とりわけ,舞台芸術にあっては収入源が,主として入場料等の事業収入となっているが,商業演劇の一部や特に高名な音楽家の演奏会等を除き,必要とする経費のすべてを確保することは困難な場合が多く,経済的基盤の充実が強く求められており,民間資金の導入と併せて公費による援助が必要である。


(1) 民間芸術等活動費補助

民間芸術関係団体は,我が国の芸術文化の向上及び普及に中心的役割を果たしており,そのオーケストラ,オペラ,バレエ等の公演,芸術関係資料の整備,海外公演の事業等を助成してその振興を図っている。

平成元年度においては,(財)東京交響楽団,(財)日本オペラ振興会,(財)日本バレエ協会,(社)現代舞踊協会など62団体に助成した。


(2) 芸術活動の特別推進

我が国舞台芸術に大きな刺激を与え,その水準の格段の向上に資する舞台芸術活動,例えば,海外公演や大規模な国内公演などを昭和63年度以来,企業等民間の積極的な協力を得て実施している。平成元年度においては,創作性の高い舞台芸術であれば公演の規模にかかわらず,この事業の対象とするなど格段の充実を図っている (表2-7-1 )。


(3) 優れた舞台芸術等に対する奨励

広く舞台芸術の創作活動を促進するため,音楽,舞踊及び演劇の分野の創造性に富む優れた舞台芸術の公演を奨励する「優秀舞台芸術公演奨励事業」,舞台芸術の分野における日米両国間の交流を通じた公演水準の向上と相互理解を図るため,我が国の現代舞台芸術公演をアメリカに派遣する「日米舞台芸術交流事業」を実施している。

平成元年度においては,優秀舞台芸術公演奨励事業として「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」(演劇),「フォーシーズンズ」(舞踊)など16公演,日米舞台芸術交流事業として「桜の森の満開の下」(演劇),「現代日本の音楽」(音楽)の2公演が実施された。なお,従来実施していた優秀な劇場向け映画等の製作を奨励する「優秀映画製作奨励」については平成2年度以降,芸術文化振興基金による助成事業として,制度を改めて,より一層充実して実施されることとなった。

2-7-1「平成元年度」芸術活動特別推進事業


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