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2部   文教施策の動向と展開
第7章  文化の振興
第2節  芸術文化振興基金の創設


近年,国民の文化に対する関心は高まりをみせ,また,国際的にも我が国が文化面で積極的な貢献を行っていくことが求められている。このため,すべての国民が芸術文化に親しみ,自らの手で新しい芸術文化を創造していける環境の醸成と基盤の確立を図っていくことが課題となっている。

このような状況の下,芸術文化の振興のための基金を創設することが芸術家を始めとする関係者の長年の要望となっていた。一方,民間企業等の間でも基金創設の気運が高まり,平成元年12月には,民間有志から成る「芸術文化振興基金推進委員会」により,基金の早期設立の要請と,民間としての資金拠出の表明が行われた。

こうした状況に対応し,平成元年度補正予算において,芸術文化振興基金に対する政府出資金500億円を計上した。また,特殊法人「国立劇場」を「日本芸術文化振興会」に改組するとともに,同振興会に芸術文化振興基金を創設するため,平成2年3月,国立劇場法の一部改正が行われた。

芸術文化振興基金においては,政府出資金500億円に100億円を目途とする民間からの拠出金を加え,その運用益で「優れた芸術文化の多彩な展開とその普及」,「文化によるまちづくりの推進」といった芸術文化のすそ野を広げるための多彩な芸術文化活動に対する助成を行う。

助成に当たっては,芸術文化関係者や学識経験者から成る運営委員会を設け,そこでの公正かつ専門的な立場からの審査に基づいて助成を行う。

芸術文化振興基金は,政府と民間とが良きパートナーとして,息永く我が国の芸術文化活動を支援しようとするものであり,画期的な事業といえる。これを機に,我が国の芸術文化が飛躍的に充実し,これにより世界の文化発展に寄与することが期待される。

2-7-1  芸術文化振興基金の仕組み


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