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2部   文教施策の動向と展開
第6章  体育・スポーツ及び健康教育の振興
第2節  生涯スポーツの推進
3  多様な生涯スポーツ事業の展開と振興方策



(1) 地方公共団体における各種事業の充実

市町村では,広く住民の参加を得て,スポーツ大会,体力・運動能力テスト,スポーツ教室等の事業を行っているが,これらに加え生涯スポーツの充実を図るための特色ある事業の展開が必要となっている。文部省では,市町村補助事業として「生涯スポーツ推進事業」を実施し,これら市町村の生涯スポーツの充実策を奨励するため,少年,高齢者,親子,婦人,勤労青少年等の年齢・性別に応じた各種スポーツ事業への補助を行っている。

また,この事業の一環として,アジア諸国との市民レベルのスポーツ交流事業や地域スポーツクラブ連合育成事業,市民スポーツ相談普及促進事業への補助を行っている。

平成2年度においては,これに加え,過疎地域の市町村が他の市町村の住民を招き,野外活動,オリエンテーリング等のスポーツ活動を通じて郷土意識を醸成する場を提供する事業に要する経費の一部を補助する「過疎地域スポーツ交流事業」を実施する。

都道府県では,都道府県民スポーツ大会や指導者養成事業等の広域的な事業を行っている。文部省では,都道府県補助事業として「スポーツリーダーバンク事業」を実施し,都道府県が行う各種スポーツ指導者の登録,登録指導者名簿の各種スポーツ施設や地域スポーツクラブ等への配布などに要する経費の一部を補助しているほか,「地域スポーツ情報提供事業」等の各種事業への補助を行っている。


(2) 全国スポーツ・レクリエーション祭の開催

広く国民が気軽にスポーツ・レクリエーション活動を楽しみ,各世代にわたるスポーツ愛好者が交流を深める全国的な祭典として昭和63年度から,全国スポーツ・レクリエーション祭を開催している。

第1回の山梨県における開催に続き,第2回は愛媛県において平成元年10月末から4日間にわたり,開催した。ゲートボール,ソフトバレーボール,ウォークラリー等の誰もが気軽に楽しめる種目別のスポーツ大会のほか,フライングディスクゴルフなどのニュースポーツの紹介や各種スポーツ相談,スポーツゲーム,コンサート,郷土芸能,物産展などを開催し,子供からお年寄りまで延べ25万人が参加し盛況裡に終了した。

2-6-2  第3回全国スポーツ,レクリエーション祭(和歌山県)におけ壱 種目別大会の実施種目

第2回全国スポーツ,レクリエーション祭 開会式(愛媛県総合運動公園)

第3回は,和歌山県で平成2年10月に4日間にわたり,前回とほぼ同様の内容で開催される予定である (表2-6-2)


(3) 生涯スポーツコンベンションの開催

生涯スポーツの振興には・スポーツ関係団体,地方公共団体,産業界,学会など幅広い関係者の協力・連携が不可欠であることにかんがみ,これら各界各層の関係者が一堂に会して,生涯スポーツ振興上の諸問題について意見交換を行うため,「人・スポーツ・未来」をテーマに平成2年1月に生涯スポーツコンベンション’90を東京で開催した。オープニング・基調講演に引き続き行われた分科会では,スポーツ施設(クラブ)経営の展望,ニュースポーツの普及と組織づくり,スポーツ活動の安全管理と傷害補償,スポーツ指導者の養成と活用の在り方,今後のスポーツイベントの企画・運営の在り方を取り扱い,総会に報告した。第2回は,平成3年2月に東京で行う予定である。これにより,関係者間の相互の理解が深まり,協力体制が格段に強化され,生涯スポーツ振興の気運が更に高まることが期待される。

第3回全国スポーツ・レクリエーション祭ポスター

生涯スポーツコンベンション’90  ポスター


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