ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
2部   文教施策の動向と展開
第4章  学術研究の振興
第6節  国際的地位研究の推進
11  新プログラム方式による大型研究


平成元年7月の学術審議会の建議「学術研究振興のための新たな方策について―学術の新しい展開のためのプログラムー」を踏まえ,最近の学術研究をめぐる動向に的確に対応して推進すべき研究分野を機動的,弾力的に定め,重点的に研究者,研究費等を投入し,グループ研究の推進や共同研究体制の整備を図ることにより,学術研究の発展の基礎となるような大型研究の推進を図ることとしている(新プログラム方式)。このため,研究費については,科学研究費補助金に「創成的基礎研究費」を新設し,研究者についても,研究リーダーが必要とする場合に日本学術振興会の特別研究員,外国人特別研究員が参加できる措置を講じている。

平成2年度から,次の二つの研究を推進している。


1) 「生体における動的機構の解明」

個々の生理学的事実を統合し生体機能全体としての働きを脳機能との関連において理解することを目的とし,ヒトの精神活動の非侵襲的方法による探究,サル等に行動課題を行わせる方法による神経的基礎の解明,高次精神活動の基礎となる神経回路の解析等の研究を5か年計画で行う。また,この分野の中核的研究施設として岡崎国立共同研究機構生理学研究所に統合生理研究施設を設置しており,国際的,国内的研究の場として活用する。


2) 「アジア,太平洋地域を中心とする地球環境変動の研究」

近年の地球規模の環境変化のメカニズム解明に寄与するため,アジア・太平洋地域を中心とした国際的協力の下に,人間インパクトによる生態系の変化と,生物圏から気圏に供給される温室効果ガスの分布・循環・変質等の状況を観測,研究し,同時に,大気の動態や,オゾン層の破壊にみられる大気組成の変化,大気圏・水圏のエネルギー循環に影響を与えて気候変動を引き起こす過程等を明らかにする研究を5か年計画で行う。また,気候数値,モデルを開発し,気候変動の数値実験を行う気候システム研究センター(仮称)を設置する予定である。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ