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2部   文教施策の動向と展開
第4章  学術研究の振興
第6節  国際的地位研究の推進
9  地球環境科学


今日,地球の温暖化,オゾン層の破壊,酸性雨など環境の汚染と破壊が地球規模の問題として深刻に受け止められており,その解決は,人類の将来にとって重要な課題となっている。

このような地球環境問題の解決のために当面あるいは長期的に取り組まなければならない課題が山積しているが,なかでも,大気,海洋,生態系などの地球規模の環境変化の状況,変化を生じさせるメカニズム等に関して科学的知見を蓄積することが根本的な解決を図る上で不可欠であり,このような認識に立った基礎研究の推進が特に重要である。また,このような取組については,国際的な協力が強く求められている。

文部省では,このような観点に立って,平成2年度においては,名古屋大学太陽地球環境研究所,国立極地研究所北極圏環境研究センター,鳥取大学乾燥地研究センター等を設置し,大学等の研究体制の整備を図るとともに,平成元年7月の学術審議会建議に基づく大型研究として「アジア,太平洋地域を中心とする地球環境変動の研究」を開始するほか,科学研究費補助金等により地球環境問題に関する総合的な研究の推進を図っている。また,国際共同研究として,新たに北極圏地球環境共同研究を始めるほか南極地域観測事業の充実を図り,さらに,政府間海洋学委員会(IOC)事業,人間と生物圏計画(MAB)等ユネスコの地球環境科学事業への協力を―層進めている。

また,平成2年7月,学術審議会が地球環境問題に関する「地球圏―生物圏国際協同研究計画(IGBP)」の大学等における推進についての建議を行うとともに,8月には測地学審議会が「太陽地球系エネルギー国際協同研究計画(STEP)」の実施についての建議を行ったところであり,これらの建議の趣旨も踏まえ,地球環境問題に積極的に対応することとしている。


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