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2部   文教施策の動向と展開
第2章  生涯学習の振興
第4節  生涯学習と社会教育・文化・スポ―ツ
1  学習需要の多様化・高度化


昭和40年代は職業や家事などに関する実用的な学習を目的とする者が多かったが, 2-2-7 10 によって,人々の学習活動への志向をみると,最近では,全体としては,教養,趣味,交際,健康づくりなどを目的とするものが多くなっている( 2-2-7 )。公民館で開設された学級・講座の学習内容をみても,教養の向上,情操の陶冶に関するものが約50%,体育・レクリエーションに関するものが約20%である( 2-2-8 )。

一方,民間教育事業で提供されている学習内容をみると,最も多いのが趣味,けいこごとに関する学習で約30%を占め,次いで教養に関する学習が26%,体育・レクリエーショ・ンに関する学習が20%を占めている( 2-2-9 )。

また,学習の目的を性別年齢別にみると,例えば20代の男性は「仕事や就職・転職のため」が約半数を占めて最も多く,それ以上の年齢では

「健康・体力つくりのため」の学習が多くなっているが,女性では,「芸術・芸能・趣味を高めるため」が多く,各年齢層とも40〜50%を占めている( 2-2-10 )。

このように,生涯学習の需要は年齢層によっても多様化しており,公民館では,受講対象者を成人,青少年,女性,高齢者などにしぼり,それぞれの学習ニーズに,よりきめ細かく対応した学習内容を提供するような努力もなされている。

同時に,総体的には実用から生きがいや楽しみのための学習へという変化がみちれるが,科学技術の急速な進展など社会の変化の激しさを考慮すれば,職業上,家庭生活上の知識・技術など実用的な学習も今後ますます重要になり,学習需要の多様化・高度化が一層進むと予想される。

こうした人々の学習を支援していくためには,学校教育の内容,機能を充実させることに加え,社会教育,文化,スポーツの諸活動の振興により一層努め,国民一人一人が自分の好きな時に,好きな場所で,好きなことを,自分に最も適した方法で学ぶことができる社会を築いていく必要がある。

2-2-7  生涯学習の目的

2-2-8  公民館が実施した学級・講座数の分布(昭和61年度間)

2-2-9  民間教育事業における学習内容別受講者数(昭和60年度間)

2-2-10  学習活動の目的 ‐性,年齢別‐


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